~2019年春シーズン・イベドラ「HAKU/ハク」考察~

新シーズンのテーマは『Spring Blossom』。
春の開花ということでそれを連想させる「桜」がこの世界観の中の至る所にちりばめられています。
そのためかポートレートとなったキャラクターの中に、忍者や甲冑といった「和」の要素が取り入れられているのが日本人としてはうれしいところ。イベドラのモチーフも狛犬や妖狐といった「妖/あやかし」を主軸として上手くデザインされていますよね。
それでは今シーズンのディスカウントドラであるハクの考察いきましょー!

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●属性/土
●タイプ/戦士
モチーフは狛犬となっているが、私たちが神社やお寺で見る石像とは違い金メッキの施されたモニュメントのような煌々とした外観。飛んでいる姿がものすごく凛々しい。

~〇スペル構成~
①「浄化のイージス/青スペル/消費怒り(2)」☆セールスポイント
受けるダメージの80%をカットするシールドを展開し、ドラゴンの最大HPの20%分を即座に回復する。
スペルのアクティブ時間は4秒。クールタイムはなし!

青スペルであるため使えるタイミングは限定的であるもの、十分な展開時間の長さを持つシールドと追加効果が魅力のスペル。なんといってもクールタイムがないという設定のおかげでシールドを即座に張りなおすことができるので、長島における長期戦にもしっかり対応できる。

②「大暴れ/白スペル/消費怒り(2)」
ハクに対して4.5秒間100%のダメージブーストを与え、スペルアクティブ中に壊したタワー1つにつきドラゴンの最大HPの20%分回復する。また、怒りの上昇速度が50%増加する。
スペルのアクティブ時間は4.5秒。クールタイムは10秒。

ダメージブーストとしては高い倍率を誇り、スペルアクティブ中のタワーの殲滅速度はかなりのものになる。区画の1点、、、どれかタワーを破壊できればそこからハク持ち前の回復能力を使って一気に優勢に持ち込める。その爆発力で相手にタワーを修復される前に青の魔法タワーやダークフラックタワーを狙って落としていこう。
一方でクールタイムは10秒と激重である。短い島から長島にかけての攻略の際、意図的に時間を稼いでいかないとリキャストする前に次の島へ到達してしまうので、使いどころはしっかりと考えておこう。

③「守護のお守り/白スペル/消費怒り(0)」☆セールスポイント
ドラゴンが魔法タワーのスパショやダメージから耐性を得た状態になる。
スペルのアクティブ時間は1.5秒。クールタイムは4.5秒。

つまり、飛んでくるダメージも怒りの奪取もすべて防ぐことができるということである。アクティブ時間の短さがおしいところであるが、イベドラの評価に当たって「魔法タワーへの対抗手段があるかないか」は非常に重要なポイントである。しかもそれが使いやすいかどうか、安定してスパショを防げるかは攻略の難易度を左右する大事な要素だ。それらの点においてこのスペルはほぼ100点の回答になっているのではないかと筆者は考える。

また怒りの消費がないということは、1体目の攻略が失敗した2番手としての役割をもつこともある程度こなせるとも考えられる。たとえ1体目が怒りを奪われた状態で撃墜されたとしてもハクであれば「大暴れ」などのスペルに安全に繋げられるはずだ!

④「神社の守護者/黄色/パッシブスキル」
怒りの生成速度が100%上昇する。

本来耐性をもつ4つ目の枠であるがハクは特定のタワーに対する耐性を持たない。そのかわり、重めのスペル構成を存分に発揮するためのサポートとしてこういうスペルが添えられている。動画で見るとわかるがその怒りの生成速度は目に見えて早く、「浄化のイージス」や「大暴れ」のスペルの重さを感じさせない。むしろ怒りがあふれるぐらいの速度なので安心してスペルを使用することができる。また、耐性をもたないという弱点には二つの防御系スペルが補完してくれるのでそこまで気になる部分でもない。

~〇弱点~
①青タワーとストームないしアースフラックの混在する区画
被ダメが増えるのは「守護のお守り」→「浄化のイージス」にうまく繋げられなかった場合。特に防衛者がいるときに、ストームタワーおよびアースフラックから順番にタワーを破壊しなければならないので無防備になりやすい。そのため「大暴れ」を発動していかに早く1つ目のタワーを破壊するかが生存の成功を左右するだろう。

②高ランク帯になると資材系を壊せない。
ランクを上げていくと凄まじい量の体力を持つようになる資材系の施設はハクでは破壊できなくなる。というよりは一つ一つのタワーに対して強いハクも資材系が密集している区画では時間が足りない。
特に資材系の施設はレベル上げが容易で攻略基地のすべての防衛施設の中でもレベルが高いものが多い。したがって基地全体の破壊率の多くを資材系施設が保有しているしているため1体攻略を目指す場合、ハクにとって他のドラゴンなら問題ない区画が最大の山場になる。
攻撃スペルを持たせて出撃させる方法も一つの手であるが、スペルアイテムの運用を考えていないのであれば、この点に苦労することを覚えておこう。

~〇評価~
攻撃面の派手さがなく一見パッとしないように見受けられるハクであるが、攻撃手段の乏しさと引き換えに豊富な防御手段を持ったタフネスドラゴンである。そして、ハクに用意された新しいパッシブスキルが怒りの供給を加速させてスムーズなスペルの回転を促してくれる。スペル同士がそれぞれ弱点を補うように存在しているのでどんな基地でも思った以上に活躍してくれるはずだ。

初心者用ドラゴンとしてはもちろん思わぬ形で撃墜されたつなぎのドラゴンとして、さまざまなタイミングで使えるドラゴンであると同時に無人基地に関しては部類の強さを持っているのではないかと思う。
特にライダーでさらにブーストされたハクであれば、「大暴れ」のブーストと合わさってかなりレベルの高いタワーであってもゴリゴリ削りとって行ってくれる。攻撃面をしっかり補強できればある程度対人戦もこなせるドラゴンではないか?と思っている。