~2019年夏シーズン・イベドラ「Dreth/ドレス」考察~

行きつく暇もなくもう夏シーズンに入りました!今シーズンのテーマは『Summer Kai』!


「かい!」「貝?」「海...?」

どういう意味なんだろうとちょっと調べてみました。「Kai」という単語はなんとびっくり、ハワイの言葉から来てるっぽいです。言葉の意味は『海』。自分はてっきりサクラ繋がりで日本語から来ているものだと思いました...。
新タイプの「Invoker/インヴォーカー」を加え、多種多様なドラゴンがまた増えてきそうです。今回紹介するのはこれ!

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●「Dreth/ドレス」
●属性/土
●タイプ/召喚士
~奇妙な怪物がいると語り継がれる外海から島国の漁船がもどってきた。その怪物を見たという乗組員たちが口々にその生物の恐ろしさを語っていく。ある日部族の長がこの怪物を討伐するための船員を集め始めた。その生物による被害があったわけでもなかったのに...。この部族の判断は間違いだったかもしれない。~
このドラゴンのビジュアルを見て自分は映画『Star Wars』の惑星ナブーに住む水生生物のことを思い出しました。はっきり言ってめちゃくちゃ好きです。性能も一風変わったものになっているので考察見ていきましょー!

~〇スペル構成~
①「ワールプール/白スペル/消費怒り(1)」
このスペルを当てたタワーを5秒間無力化させる。無力化されたタワーに攻撃を与えると無力化は解けてしまう。

公式のホームページにも書いてある通り、ドレスにとって核となるスペルでありこれを使いこなせるかどうかで攻略できるかが決まるといっても過言ではない。
この無効化はフリーズやスタンなどように動きを止める効果ではなく、タワーの持つ能力を一時的に無力化させる。つまり『魔法タワーのスペル妨害の効果さえ奪ってしまう』ところが大きな特徴だ。範囲としてはかなり小さい。狙いどころによれば3点掛けも狙えなくはないが、まずはしっかりと赤の魔法タワーを狙えるようにしたい。

注意点としては「ワールプール」を掛けた場所に間違って通常攻撃「ロックオン攻撃」を当てないようにすること。ドレスのスペル構成のうち攻撃を担うスペルがどちらも赤スペルなので間違って無力化を解くと攻撃や防御がにっちもさっちもいかなくなる。
大事なのはダメージを食らっても落ち着いて攻撃の手順を丁寧に追っていくことである。

②「魔法バリア/白スペル/消費怒りなし」
3.5秒の間ドレスに与えられるすべてのダメージを無効化する。また魔法タワーのスパショを吸収し、怒りに変える。
アクティブ時間は3.5秒。クールタイムは5秒。

「ワールプール」から「サンドブラスト」や「ハイドロストライク」へ安全に繋げるために必要なスペル。また防衛者が入ったとき、ストームタワーやアースフラックのシールドをほかのタワーに掛けられてしまうと上記の攻撃用スペルのダメージが通らなくなってしまう。そのため防衛者がいる場合はそのストームタワーやアースフラックのシールド展開時間をやり過ごすためための時間稼ぎのスペルとなる。基本的には区画に入る前から展開してもいいが、防衛者が来たときはできるだけこのスペルの発動はギリギリまで待ってから使いたい。

③「サンドブラスト/赤スペル/消費怒り(2)」
区画広範囲にドラゴンの補正された体力上限の18%のダメージを与え、7秒間フリーズ状態にする。
クールタイムはなし。

ドレスのメインウェポン。広範囲攻撃であるにもかかわらず、かなり高いダメージ倍率をもらっており区画を1発で壊滅に追い込むことも珍しくない。さらにフリーズ7秒付与という防衛者が青ざめるような破格の性能になっている。エフェクト自体はネクの砂掛けと同じ見た目なので、攻撃したらフリーズが解けてしまうのではないかと思うかもしれないががフリーズなので攻撃を続けても直ちにタワーが動き出すことはないので安心していい。またドレス自身に飛んできている砲弾なども同時に止められるところも地味にうれしいポイント。

注意点としては、弾速が遅く着弾までに時間がかかること。最速でスペルを撃ってもフラックや稲妻系のタワーの攻撃を受けることがあるので、後半の攻略に差支えない場合はしっかり「魔法バリア」でダメージをケアしていくのがいい。

④「ハイドロストライク/赤スペル/消費怒りなし」
ドラゴンの攻撃力の2000%分のダメージをタワーに与え、補正されたドラゴンの体力上限の20%分の体力を回復する。
クールタイムは5秒。

ドラゴンの攻撃力の2000%っていう表記がちょっとよくわからないが、実質「壊滅攻撃」であるといっても差し支えないだろう。壊滅攻撃同様に2点同時破壊もできるので狙いどころによっては一気に主要タワーを破壊しうる可能性を秘める。
「ワーププール」→「サンドブラスト」で赤の魔法タワーが破壊できなかった時、最後の攻撃の手段が通常攻撃以外なくなってしまう。明らかに「サンドブラスト」でタワーが破壊できないとわかっているときはサンドブラストより先にこちらのスペルを赤の魔法タワーに叩き込もう。
また、このスペルは怒りを消費しないのでただ回復するために空撃ちするという使い方もできる。かなりお手頃なスペルである。

~〇弱点~
①「アイスフラックタワー」

スルトをはじめとした「スペルで戦うタイプの召喚士」にとってアイスフラックは絶対的な天敵である。スペル構成の項で説明した強力なスペルも使えなければ意味がない。
特に耐性などのパッシブスキルを持たないドレスにとってはアイスフラックタワーのスパショは絶望の一言である。
もっともアイスフラックタワーの存在はどのクラス対してもそうではあるが。

②「赤の魔法タワーが立て続けに置かれている長島」
これはドレスに限ったことではないが長島に効果的な配置で置かれている赤の魔法タワーは攻撃用スペルでの突破ができないので、通常攻撃で突破しなければならない状況に持ち込まれるとかなりきつい。

~〇評価~
「全部スペルってどういうこと?」「スペルばっかりだったら怒りが足りなくなるだろ!」とぱっと見で突っ込みたくなるような個性的なスペル構成は見た人を驚かせただろうと思います。しかし、4つのスペルのうち2つは怒りの消費をしないので実際は思ったより怒りを消費しないんですよね。
むしろドレスを使うにあたって難しいと感じたのはスペルのタイミング。
頭の片隅でアクティブ時間をカウントしていく必要があるので、今まで自分が取得してきたドラゴンと使い勝手がかなり違って戸惑いました。

噛めば噛むほど味が出るスルメのようなドラゴンです。(エイだけど...。)

今回ドレスの記事を編集するにあたって、セールスポイントとなるスペルにチェックは入れませんでした。どれも必要なスペルだからですね!涙が出るほど貧弱な通常攻撃と引き換えに、高性能なスペルの数々。中でも「サンドブラスト」はしっかりドラゴンを強化しているのであれば、多少格上のタワーですらワンパンしてしまうほどの破壊力を持ってます。このドラゴンを扱うにあたって大事なのは「どこにワールプールがかかったか確認すること」と「防衛者がいる場合、スパショのシールド展開時間をしっかり待つこと」。ここら辺が大事になってくるのかなと思います。
また、通常攻撃に頼る必要がないのだから体力だけ上げておけば、サンドブラストがすべてを吹き飛ばしてくれると割り切ることができます!ある程度使い方をマスターすればあとはテンプレ。攻撃できるタイミングになったらスペルを撃つだけという感じです。これまで出てきた召喚士に比べてどうなのよっていわれるとちょっと困りますね。弱くはないです!

残念ながらフラック系が充実してくるトップリーグの戦場では入りづらい基地が多すぎて出番がなかなかこないドラゴンになるのかなぁと思いました。ここら辺はミシックどらへの足掛かりであると納得するしかありません。逆に発展途上のリーグにおいては上手に扱うドレスは初心者キラーになりうる性能を持っていると考えます。
逆襲の一撃を与えたい方はぜひとってみてはどうでしょうか??